側面のOFUKU

長谷川 高士

心がつながる結婚式をつくる カリスマブライダルMC

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人生の節目として、結婚式は絶対にやるべきです。
結婚式をすることで、その人自身について深く知ることができる。

結婚式をめぐる流行は時代によって大きく変化し、バブル期の派手婚、その後のレストランウェディング等手作り感あふれる“地味婚”と続き、最近では、結婚式を挙げないカップルも増えているとか。 「絶対、結婚式はやったほうがいいですよ」と強く勧めるのは、結婚式の司会業として年間1万組以上の実績を挙げている株式会社ハセガワエスティ代表取締役会長の長谷川高士さん。

「新郎新婦が結婚式の準備を進める間には必ず、生まれてから結婚までの人生を振り返り、家族や職場の同僚、友人など、自分の周囲を取り巻く人々との関係を見つめ直すことになります。結果として、自分が結婚までの間どう生きてきたのか、周囲の人との関わりの中でどう生かされてきたのかを深く考えることができるのです。挙式が人生の“節目”となるのは、こうした機会を得ることができるからではないでしょうか」

披露宴の最後で読み上げられる新婦から両親への手紙や、新郎のあいさつなどが、感動的なものになるのは、「長い時間をかけて準備した結果、新郎新婦の人生すべての思いがこもった感謝の言葉だからだと思います」と長谷川さん。

新郎新婦だけでなく、招待客も披露宴に出席することで、それぞれの人生を考えることができるというのが長谷川さんの考えです。

「新郎新婦の同僚や友人など同世代の未婚の人なら自分の将来の結婚について考えるでしょうし、上司など少し先輩の世代なら、新婚時代を思い出すでしょう。新郎新婦のご両親と同じ世代なら、自分の子どもが結婚したら…などと感じるでしょう。出席者がそれぞれの立場から何らかの共感を得られることも、結婚披露宴の魅力の一つです。披露宴の間、常に会場の空気を感じとりながら、出席者全員の心がつながるようにサポートするのが、われわれ司会業の役割だと考えています」

レストランウェディングの経験から、
新しい披露宴司会スタイルを生む。

長谷川さんは、千葉県の総合家具販売会社の3代目として生まれました。婚礼家具などを扱っていたため、子どもの頃から「結婚」という人生最大のイベントを身近に感じていたそうです。大学卒業後は、実家の会社に入社。家具の販売に従事する一方で、学生時代に所属していたアナウンス同好会での経験を生かして、知人の結婚式の司会を行っていたそうです。

「90年代前半、バブルがはじけて、披露宴の形が大きく変わった時期でした。初めて仕事として引き受けた結婚式の司会がレストランウェディング。ホテルや結婚式場のような充実した設備がなくても、新郎新婦とレストランのスタッフがさまざまな工夫で盛り上げる披露宴がとても楽しく、司会も型にはまらず、披露宴の会場の空気を一緒に作っているような感覚を持てました。こういう結婚式に関わっていきたいと強く感じた経験が、われわれ独自の司会のスタイルにつながっていますね」

長谷川さんは、96年に社内にブライダル事業部を立ち上げ、さらに、2000年には現在の「ハセガワエスティ」として独立しました 「ちょうど家具販売の事業をめぐる状況が厳しくなっており、司会という“ソフト”を扱う仕事にシフトすることになりました」 起業から10年。レストランウェディング、ゲストハウスウェディング等、時代の求める結婚式のスタイルを先取りし、長谷川さんの追求する「心がつながる結婚式」への支持も広がり、最近では、都内最高級の外資系ホテルでの司会・音響・映像なども担当するなど、大きく業績を伸ばしています。

司会者の場を読む力が、
感動的な結婚式づくりを可能にする。

魅力的な結婚式を演出できる司会者の条件として、「結婚式の司会者は、話す技術があるだけではできません。その場の空気を読む力が最も大切だと考えています」と話します。 長谷川さん自身も、経営者としてハセガワエスティ本社だけでなく、多くの関連企業の経営にも携わる一方で、現在でも毎月、司会者として披露宴の現場に立っています。

「われわれは、出席者ひとりひとりの表情を見て、その場にふさわしい言葉を瞬時に決めなければいけません。出席者のスピーチへのリアクション、音楽や映像とのタイミングの合わせ方、当日のアクシデントへの対応など、その時々の会場の空気を読み取って、出席者全員が新郎新婦を祝うという気持ちでつながるように考えます」

ハセガワエスティに所属する司会者の間では、披露宴の出席者から「今日の司会、上手だったね」と言われることは決してほめ言葉ではないそうです。「ただ、『良い披露宴でした。感動しました』と言ってもらえることが最高です。司会が特別に目立つことなく、披露宴に溶け込めるような形が理想です」

(取材年月:2010年8月 )

PROFILE

氏名 長谷川 高士(はせがわ たかし)
株式会社ハセガワエスティ 代表取締役会長 / 株式会社OFUKU 代表取締役社長
事業内容 ブライダル関連事業
ブライダルキャスティング業務
イベント関連業務
ブライダルコンサルタンツ業務
教育事業
保育所経営
ブライダルMC
イベントの企画・制作・運営
ブライダルプロデュース
ブライダルコンサルタンツ
音響プロデュース・オペレーション
アナウンススクールの運営
ブライダルアナウンサー・タレント育成
各種社員研修の企画・運営 演奏家、アコーディオン、オペラ、ジャズ、ゴスペルシンガー等演出の請負
STグループ 株式会社エスティビジョン(映像制作・販売)
株式会社 エスティ フィロソフィ(化粧品、美容関連コンサルティング)
株式会社OFUKU
結婚相談所「STORY」
南青山たんぽぽ保育所

ハセガワエスティの生きざま
『心をつかむ』精神と技のDNAを受け継ぐ婚礼司会

ハセガワエスティ会長
長谷川 高士
ハセガワエスティ社長
阿久津 五代子
ハセガワエスティ取締役
斉藤 桃子
「現状を話し合い、
今求められる司会としての素養を講義」

年間1万組を超えるブライダル司会実績を持つ「ハセガワエスティ」。
専属司会者も200名を超え、女性司会者が8割占めている。
実績の背景には『人間力や人徳』を大切に、司会者のために職場環境の調整、教育、そして支援を行っている。
同社の生きざまを取材した。

司会部統括
有山 佐和
「自身の体験を基にMCを指導」
司会部エリアマネジャー
河奈 さつき
「実際の新郎新婦役を割り当て」
司会部エリアマネジャー
和田 佳子

ハセガワエスティ(東京都港区)は20年前、ブライダル司会に着手した。当時はレストランや一軒家など、新しいスタイルが現れ始めたときだ。当然、ブライダル司会のスタイルも、アットホームな感覚が求められた。列席者に司会者が飛びこみ、親族や 友人などを巻き込んだ独自のスタイルが脚光を浴びた。

以後、ゲストハウスやラグジュアリーホテルなど、さまざまな業態と専属契約を結び、年間1万組を超えるブライダル司会企業へと飛躍した。
『“ブライダルの司会をやればやるほど難しく奥行きのある仕事だ”と実感します。そしてそれは毎年より強く感じます。実にシビレます』と阿久津社長は語る。それだけに、司会者への教育、指導は厳しい。ズブの素人ではなく、アナウンサーやリポーター、パーソナリティーやナレーター、イベント司会、実況中継など、さまざまな司会経験を持つ者しか、門をたたくことはできない。つまり、プロに対してブライダル司会の本髄から徹底的に指導しているわけだ。

かつての婚礼司会は結婚式のスタイルも含め、定番化されたものがあった。だから、人前で話をすることが好きな人であればプロでなくとも、週末のアルバイトとして稼ぐことができた。
しかし今は違う。結婚式の舞台も多様化し、カップルを取り巻く生活環境の変化、人間関係の複雑化により、 結婚式にたどり着くまでのドラマが1組1組、一人一人異なる。

つまり、進行管理的な司会者では、カップルが求めるハートを感じさせる、感動的な結婚式を創造することができない。本番ではキャプテンやプロデューサーと連携をとり、呼吸を合わせるために、チームの一員として音響や照明、映像など他社を思いやり、「一つの生のドラマ」をリハーサルなしで作り上げていかなくてはならない。これが求められている一体感ある結婚式を作るために必要なことであり、それを徹底的に追求しているのが同社の源であり、原動力でもある。

『総合的な能力が必要とされる仕事ができる人材は“人柄の良い人”であることが第一です。司会の技術やノウハウを伝授することはできます。しかし、人の本質や長年の性格を限られた期間の中で、変えることは困難です』(阿久津社長)。

MC経験者、披露宴司会経験者はブライダル司会の成り立ちや求められること、それをどのようにして表現していくかなど、具体的な研修カリキュラムを組み、プライベートレッスン形式で習得させる。未経験はまずはスクールに入る。しかしながら、誰でも入れるスクールではない。採用基準は高く、必ずブライダル司会者としてお客に喜ばれる要素を持っている人材のみ選抜している。狭き門ではあるが、焦点とする「人柄」を最大限に引き出し、心をあつかい、心をつかむことのできる人材育成を行なっていく。厳しい研修制度だが、必ずデビューし、仕事として活躍することができるという明るい将来、ステージを用意している。 司会者の生活、将来を守る責任を果たすことによる信頼関係を築いている。

また創業当時20代だった司会者も40代となる中で、司会者として鍛錬、熟成され、人間としての味わいも深まっている。しかしながら、10年後、現場でマイクを持つ本数は減少する中、現役司会者から司会者を育てる役割にスライドさせている。

現在、独自のコーチング制度を開発し、教育チームを作っている。『女性は育むことが本命です。その上に司会者として培ってきた特殊な技術と能力を生かし、教育していくことができます。つまり、年齢を重ね、経験を生かし、自分たちが築いてきた財産を後生に伝授することができるのです。これこそが、ハセガワエスティの「心をつかむ」精神と技のDNAを受け継いでいくこと、そのものなのです』(阿久津社長)。

さまざまな人の生き様とかかわる中で、人間的にも深みを増し、魅力ある味わいのある人間になれること、これは他人の人生にかかわれるブライダル司会者の魅力だ。それだけに人間として人間的に優れていなければカップル、家族、施設のスタッフなど、さまざまな部分で顧客満足を得ることはできない。まさに「人間力、人徳」なくして、できる仕事でない。人前が好き、話すのが好きだけでは、まさに自分自身を映し出しているブライダル司会はできないということだ。

『司会の方々が一層輝けるようにエステやコスメ事業や、本番で息の合った司会ができるよう音響・映像分野を確立させました。また保育士が常駐した託児所も事務所内に設置するなど、職場環境づくりに取り組んでいます。今後は自身の能力を生かし“こんな仕事をしたい”など、要望があれば、可能な限り支援をしていきます。ともかく、これだけ多くの人生と触れられる仕事はありません。その中で学ぶことも多々あります。その財産を第一、女性が生涯働けるよう努めていきます』(阿久津社長)。

「ウエディング注目企業ルポ」 2012年 雑誌取材記事

働く女性を応援!
東京に「南青山たんぽぽ保育園」開設

ウエディングプランナー、ヘアメイク、フラワーアレンジメント、司会など、女性たちが多く活躍しているウエディング業界。

ところが結婚や出産を機に、積み重ねきた経験や技術を断念し、第一線から退いているケースが多い。この現状を打破し、いつまでも輝く女性たちであってほしいという思いから、ウエディング司会業を核とするハセガワエスティが立ち上った。

結婚・子育て機に余儀なく一線から後退

ハセガワエスティ社長
阿久津 五代子

年間1万組を超えるウエディング司会を展開するハセガワエスティ(東京都港区)は、働く女性を応援する企業として、東京に「南青山たんぽぽ保育園」を開設した。

保育園を始めた根本は“働く女性を応援する”ことにあった。特にウエディング業界は土日を中心のため、夫や家族の理解や支援がなければ、結婚や出産後に継続して勤めることが難しい職種だ。
“本当は仕事を続けたいのに”と思っても、土日が休みの夫の場合、夫の休暇の時間を、家事や子育てに費やさせてしまうことになる。
また無理して働いても、どこかで夫や家族との不和が生じ、精神的に不健康な状態で仕事をしているケースもある。

「特にウエディング司会者は晴れ舞台である結婚式を支える重要な役目です。この役目をキチッと行なうためにも、家庭内やプライベートで精神的に悩みは禁物です。心身ともに健康な状態でなければ、ほんとうにお客さまに喜ばれる司会はできません」(阿久津五代子社長)。

土日の夫の負担も軽減、家庭円満が輝く源

ハセガワエスティ会長
長谷川 高士

そこで働く女性にとってネックとなる子育てを支援しよう! と、まずは事務所内に保育所スペースを設けた。

保育士の資格を持つ人材を起用し、子どもの安全も十分に考慮したものだ。また就学児も母親が司会で本番の間、事務所にて預かるなど、母親が安心して働ける環境を整えた。夫も休暇に子どもの面倒をみる負担もなくなる。
「旦那さまもお休みの時間、自由に使えることで日ごろのストレスも発散されすし、子どもたちもお母さんがそばにいる感じで、精神的に落ち着きます」(阿久津社長)。

そして自社の司会者だけではなく、働く女性に門戸を広げようと「南青山たんぽぽ保育園」を開設するに至ったわけだ。0歳児(生後3カ月?)?2歳児の保育や、0歳児(生後3カ月?)5歳児の一時的な預かりも行なっている。開園時間は7時?21時まで、平日のみ、土日のみ、また平日と土日も合わせることも可能だ。
保育方針として「健康」「環境」「人間関係」「言語」「表現」を掲げ、絵本や紙芝居の視聴や、脳に正しい刺激を送り発達を促すリズム運動などを導入している。この他、英語DVDや園の花壇を利用した花や野菜の育成、記憶を呼び覚ますと考えられる音楽を意識的にかけるたり、突発的なこともに対応できるよう、保育士資格者3名を起用している

保育園のほか、働く女性を一層輝かせるための美容、コスメなどの輸入販売を行なう事業も行なっている。年齢とともに肌や髪などの衰えを感じさせないことも、40歳、50歳、生涯現役で働くために欠かせないことだからだ。
「働く女性たちを、これからも応援し続けていきます」(長谷川高士氏)。

「ウエディング企業最前線」 2012年 雑誌取材記事

司会者+プロデュサー、「ムヌールコンセイユ」を提案
プランナーの若年齢化、人手不足による課題を解消

ウエディングプランナーの低年齢化にともなう経験不足や、離職率の高さによる人材不足など、顧客そして業界側ともに望ましい環境ではなくなりつつある。
そこで年間1万5000組を超える婚礼司会実績を持つハセガワエスティが、長年あたためてきた構想を本格的に始動しはじめる。
それが、司会+プロデュース、「ムヌールコンセイユ」だ。

"ようやく結婚式の流れが分かりました"の声

ハセガワエスティ(東京都港区)は婚礼司会とプロデュースを兼務する「ムヌールコンセイユ」を本格的に始動する。土日に集中する打ち合わせの緩和、プランナーが新規接客に集中できる体制作り、単価アップなど、婚礼部門への貢献を目指す。
この構想は起業した約20年前より進めており、所属する司会者全員にプロデュースにかかわる知識や実践的な動きなどを教育し、同社が定める「ムヌールコンセイユ」を取得することを義務づけている。
その背景には起業当初より代表を務める長谷川高士会長、阿久五代子社長ともに、プロデュース、司会をすべて手掛け、顧客の信頼、安心を得てきたことにある。
また、結婚式1カ月前の司会打ち合わせの際、"ようやく結婚式の流れが分かりました"とか"もっとご招待すれば良かった""あの演出もしたかった"というカップルの声があるという。この状況から、顧客満足度を高めるためにも、結婚式の流れを把握している婚礼司会者が打ち合わせをすることで、双方ともにハッピーになるのではと判断した。

人生経験豊富な司会者がアドバイス

さらに結婚や出産、子育ての経験を持つ司会者が対応することで、人生経験が豊富ではない若手のプランナーに手薄な部分を、アドバイスや提案でカバーしていくことができる。30~40代のスタッフをあてることで、顧客満足につながるとみている。
「全員に教育していますが、中にはプロデュースは苦手、婚礼司会が好きという司会者もいます。双方ともにできる人材は限られますが、現在、関東・関西でムヌールコンセイユ資格取得者90名中、20名ほどがプロデュース経験者です」(阿久津五代子社長)。
基本的に新規接客は行なわず、成約者を対象に業務を遂行する。依頼されたホテルの専属スタッフを決め、土日を中心にきちんと対応できる体制を整えていく。

友人のプロ司会者のような存在に

また結婚式にかかわる衣裳や美容、写真、花、料理など、すべてホテルが取引している企業を活用するなど、ホテルの運営に支障のないかたちで進めていく考えだ。費用は司会料にプラスプロデュースフィー5万円~、単価アップなどのマージンについての細かな取り決めはホテル側との協議の上、決めていく考えだ。
基本的に当日の司会までを業務ととらえているため、取り引きのないホテルについても、「ムヌールコンセイユ」の位置づけで、既存の婚礼司会者との問題を和らげていく考えだ。 当日は司会者の立場として結婚式に臨むことで、例えばプロデュース業務の際、演出を詰め込み過ぎて規定時間より延長となってしまった場合、本番では司会者としての立場で責任の所在が明確となる。もちろん、プロデュサー能力も明確となるというわけだ。
「結婚式は理想的にはプロの司会者の友人がいれば良いと思っています。しかしながら、そうはいきません。そこで、打ち合わせの段階から司会者が持つ接客力により、友だちのような関係を構築することがで、クレーム件数の減少に貢献できると思います」(長谷川高士会長)。

「HOTERES」2013年 雑誌取材記事

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